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ドラマと藤木さんと日常

 夜光の階段 記事一覧

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「英断」 …衝撃の結末… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  6. 18 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍)  他

道夫がどういう形で破滅するのか、楽しみの一つだったのですが…
フジ子と母親の死、そして自白など、強引な進め方で少々残念でした。

■母親の死
前回出てきてもう病死なんて…
しかも道夫は瀕死の母親看取らずフジ子のもとに向かう。
母親を軸にするのならちゃんと見送ってほしかったなぁ。
「母はもう?」と先生に言ってあきらめるの早いぞ、道夫。

道夫が来る前に、フジ子がいなくなったと母親に告げる警察、
もしかしてそれが原因で危篤になったんじゃないの?
そして危篤状態の母親の病室にズカズカ入り込んでくる桜田、
空気読めない人物ばかり。

母親の登場は、道夫を自白に追い込むための材料だったんだね。

■フジ子の自殺
フジ子は佐山を守るために、自分が幸子を殺したと遺書を残した。
母親の危篤で佐山と連絡を取り、死ぬ前に一目会いたくなったと。
ボートで佐山の目の前で死ねば、
また佐山が疑われることくらいわかりそうなフジ子なんだけど。
遺書の効力を信じてたんだろうね。

フジ子の誤算は、佐山が自分を愛したこと。
遺書があるのだから、
フジ子が幸子を殺したと言いきってしまえばいいんだけど、
佐山はフジ子の遺書は嘘だと告白してしまった。
それによって自分が窮地に立たされることを分かってのことなのかどうか…謎。
「フジ子は自分を助けるために、嘘の遺書を残した」
「あなたは犯人ですかー?」

丸岡の言うとおりこの告白は自分が犯人だと言ってるようなもの。
佐山はマジで頭が回らない男なのか?
フジ子の潔白を証明したかったいうのは分かったけど。
ドラマにするならせめて、
のし上がるだけの頭脳を持つ佐山にして欲しかったです。
行き当たりばったりで、窮地は女が救ってくれてじゃ…主人公の立つ瀬がない。

■フリートークな裁判

・証人として出廷したはずが、犯人扱い。
・枝村幸子殺害事件なのに、のっけから波多野メイン
・傍聴席からのヤジ
・容疑者・岡野の自由な発言
・検事と弁護士の曖昧な曖昧なポジション

これは佐山が人権侵害と訴えてもいいくらいじゃない?
桑山が岡野に対する警察の取り調べに行き過ぎがあったと言ってたけど
桑山の佐山対する執拗さもかなりのもん。
検事を辞めた桑山と桜田は、いつまで検事気分なんだとも思ったし。
そして桑山の「誰が質問してもいいんだ!要するにこいつが犯人なんだ」
笑った・・・あきれた…
検事が証人に質問してるのに割り込んで入ってきての発言なんだけど
めちゃくちゃや・・・岡野の弁護じゃなくて、これじゃ刑事の取り調べだわ。

桜田が幸子の実家から持ってきたパソコンには、
佐山の村岡とも子殺しの告白が入ってた。
これも証拠としては不完全。
幸子が言ったように作り話の可能性がある。
道夫もうまく切り抜けられたはずなのに。

そして刑事の十八番、母親を持ち出して泣き落し。なんてベタな…
「そんなのに引っ掛かるな 逃げ切れ・・」とテレビに向かって
佐山にエールを送るも、自白し始めてしまいました。
はぁ・・・・だったらもう少しやりようがあったのではないか。
母親が家を出た後の道夫を前もってしっかり描いておくとか。
あっあれか?炎の前で思いつめた子役の道夫?
結局佐山の最後の砦が母親ってことなんだけどさ。

「あなた・・・やったわね」
道夫の母が言った言葉を
すべて桑山が知ってることに違和感感じたけど
(地蔵の顔はあっちゃんの子供の頃にそっくりだとか)
息子を捨てた母親が、
「悪いことしちゃダメだよ、いい子でいてね」というのも勝手だよね。
桑山が佐山の母の心情を、
さも知ったかのように語るのはちょっとムカついたな。

「私を守ってくれるよう持ってきましたが、逆でした。
 すべて正直に話しなさい・・・母の声が聞こえます」

んな今更いい人にならなくてもいいのに。
女を利用してのし上がってきた道夫がフジ子を愛した。
ずっと求めてきた母親に会えた、それが佐山道夫でよかったのに。

どうせ自白するなら、実はフジ子は生きていて、
フジ子の前ですべてさらけ出す佐山の方がよかったな。
まっ、これもベタだけど。

■野望の鎮火
閉廷後、「青山のお店に・・・」という佐山の残り火が印象的でした。
最後の雨のなかのシーンも良かった。
ただナレーション短めで余韻を持たせて欲しかった。
無音の中で雨音が響く、見上げる佐山という感じで。

まぁ残念なところもありましたが、面白く見れたかな。
いや…藤木さんファンだから
おおらかに受け止める事が出来たのでしょうが。
でもこのドラマで、
藤木さんの可能性も感じられた気がするので(主題歌じゃなくてね)
今後どんな役をやられるのか楽しみにしたいと思います。

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「自決」 …最終章 失踪!!… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  6. 11 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍)  他

疑ってたフジ子⇔中山と母親⇔桑山は、すべて無関係でした。
母親は病気でもう長くないとわかって、佐山に会いに来たのかな。
そしてフジ子は佐山のために会社を辞めたってことでOK?
佐山もフジ子の気持ちをわかってて、「結婚でもするの?」と意地悪でいったのでしょうか。

桑山は女性回廊に記事を書かせて佐山を崩そうとしましたが、
佐山は結婚と中山グループのニュースで桑山の攻撃をかわします。

■ 中山王国の頂上
なぜか村瀬みな子が、中山と佐山を引き合わせる役目。
「契約、紹介料・・・・ねぇ殺してぇ」
最初の美容室ムラセから人格変わってないかい。

中山早苗が佐山を後継者に指名した理由に説得力がなかったなぁ。
ただ自分と同じ匂いのする奴だから・・・というだけではね。
そこにいたるまでのエピソードが欲しかった。
ましてや疑惑まみれの佐山を後継者にするのなら
天才で片づけて欲しくなかったような。
中山王国は、佐山の野望の階段の頂上を象徴する存在ですね。


■母親と再会
母親が現れました。いちごを持って…その苺はなんなのさ。
「母さんいったい何の病気なんだい?……あつおだよ…母さん」
母親を求めてきたはずなのに、あっさりした再会。
そしていきなりの
「あなた・・・・やったよね・・・?」
何十年かぶりに捨てた子供に会いに来て、それはないんじゃない?

母親に家族のことを尋ねる道夫の戸惑いが丁寧で印象的でした。
「家族は?ずっと一人?」
「3回結婚した」
…道夫、ちょっとショック?
「子供は?」(目を見れずにこわごわと)
「いない、いたら会いに来ないわよねねぇ」
フジ子は少し複雑そうでしたね、中絶した子供のことを思ってしまったようで。
逆に道夫は、子供がいないとわかって少し安心したような嬉しそうな表情でした

母親に自分は人殺しじゃないといったのは、いい子でいたかったからなのかな。
母親の存在が今後の佐山にどう影響するのでしょうね。


■福地フジ子
中山早苗の前でなぜ婚約者として紹介したのか謎ですが、
後継者になるために、フジ子との結婚が必要になりました。
そしてフジ子のキレる頭脳も、佐山には必要なのでしょうね。

佐山が丸岡が自分を疑ってることに気づきフジ子を訪ねるも、
フジ子はフジ子で証言台に立つことに不安を募らせてた。
「怖くて幸子に祈ってた」「あたし死んじゃおうかな」
初めてフジ子のか弱さを見たような気がしました。
なのに「幸子が笑ってるぞ!!」と当たり散らす余裕のなさ。
フジ子が怖がってるのは佐山を守り切れるかってことでしょうか。
自分が失踪すれば、アリバイが崩れることはないから・・・
この心の揺れが、フジ子の覚悟へと繋がっていったのだと思います。

「道夫は初めてフジ子を愛しいと思った。
この女は全部を捨てている。全部が自分への愛だ」

証言台に立ったフジ子の言葉で、
佐山は裏切らない愛を感じられたんでしょうか。
「洋服でも買いに行くか?」
佐山なりのフジ子への愛情表現ですが、何だか切なかったなぁ。
波多野から受けた愛情=贈り物が
佐山に大きく影響してるのかと思いました。

丸岡に手紙を残していなくなるフジ子。
佐山にとって愛する人になったのに…死なないでほしい。

「隠滅」 …最終章 告白!!… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  6. 4 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他

幸子が死んで、ドラマの勢いがなくなるのでは?と心配してましたが、
そんなことは全然なくて面白かったです。
桑山も動き出したし、丸山検事も桑山とは違う立場として関わってきて
今後が楽しみになりました。

冒頭、「何人殺せば…」という佐山には多少なりとも罪悪感、
悲哀が感じられるのですが、
岡野の自供により、佐山はまた走り始めてしまうんだよね。

しかし・・・
ヘアーコンテストとICを燃やすところはつっこまずにはいられませんね。
まずコンテスト。
豚野郎、能無し、くたばれ雌豚…
審査員に言い放った佐山をなぜゲストに呼ぶかね。
美容業界から抹殺されてもおかしくない暴言なのにさ。
そしてその時の作品を自慢げに披露する佐山。
「みんな、ぼくの成功を喜んでください」
「今度ねハリウッド映画のヘアメイクもやるんだ」

美容師の描き方が少々貧相ではないですか?
再びお目見えした「夜光」にしたって、
ヘアメイク業界の中で次々流行が変わっていくだろうし、
最先端にいるべき佐山が、数年前(?)のスタイルをどや顔で見せられてもなぁ。
勘違いっぷり、哀れな感じは、ちゃんと伝わってきたけど…
腕の良さは、説得力を持たせて欲しかったと思います。
コンテストは佐山を失墜させそして奮起させたきっかけでもあるから、
仇を取った形にして、更なる高みへ登ろうとしてる
佐山を描きたかったのでしょうか。

そしてICレコーダー。
ICレコーダーを燃やすなんてある意味斬新だわ、そんな発想どこから来てんだ。
これは時代の違いなんでしょうかね。
紙とかせめてテープくらいなら良かったんだろうけどさ。
幸子の声が消える、炎の中で・・炎は外せなかったんでしょう。
ボタンでピッ!じゃ味けない、佐山の心情が写せない。
レンジでチン!じゃ、コメディになっちまいます。

まぁそんなオイオイがありつつも面白いわけで、
そしてフジ子の動向に怪しさが漂い始めました。
花に水をあげたり、ケーキを焼いてみたり、仕事を辞めて料理教室に通うと。
明らかに女に変身しようとしてますよね。
「結婚でもするの?」と我関せずのように佐山。
フジ子は明らかに佐山との結婚を画策してるじゃん。
フジ子には佐山を自分と結婚させるだけの策がありそうですね。
もしかすると、今まで関わってきた女性たちよりも
一番手ごわいのかもしれません。

個人的にやっぱ佐山とフジ子の絡みは面白い。
フジ子に対して上から目線の佐山は好きだ。
「髪を切ってあげる約束だったね きれいにしてあげるよ」
そのくせ、何かあるとフジ子に相談したりして助けられてる。
知らぬ間に佐山はフジ子を好きになったりするのかな。

なんだかんだ言って自分も佐山を憎めないかも?可愛い奴だと思い始めてます。
さて次回は大女優さんが登場。
この方の勧めでフジ子と結婚するようだし、フジ子との関係が気になります。
そして母親も登場します。こちらは桑山が裏で糸引いてそうな予感。

「殺害」 …婚約殺人の罠… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  5. 28 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他

1時間がはやかった、ドキドキワクワクの展開でした。
しかも最後のフジ子に膝枕されてる道夫に涙してしまった…こんな自分おかしい。
登場人物みんなやるせない。

殺人に関しては波多野同様隙だらけです。
フジ子をアリバイに利用するほど用意周到に計画しながら
タクシーを使うのはありえなくないですか?
フジ子のアリバイが鉄板だと自信があったのか、でも面割れてる有名人だしさ。
しかも福岡に戻った時に タクシーの運転手が
どれほど客の様子をうかがってるか知ってるはずなのに。
1度目は携帯で佐賀だか福岡にいるだか嘘ついた時、運転手に突っ込まれた。
2度目は知り合いで自分の昔のこと聞かれて、嫌な思い&ヒヤヒヤ。
どちらも「うるさいっ」と言って黙らせたけどさ。

さて、幸子の奔放ぶりに耐えきれなくなった道夫が
いよいよ幸子を殺します。
そして幸子によって窮地に立たされた竹崎は自殺。
2人の女と入れ替わるように頭角を現してくるフジ子。

■枝村幸子
殺してといわんばかりのうざさに辟易した。
でも幸子は岡野をバックアップする道夫を見て反省するんだよね。
「自分は道夫をいじめ過ぎた。これからは優しくしよう」
岡野のバックアップは自分を殺すための土台作りなので、悲しいところです。
めちゃくちゃ笑えるナレーションなんですけどね。
幸子の悲劇なので笑っちゃいけません。(…プププッ)

幸子は道夫を愛してたんだろうし、道夫も幸子をほんとに愛してた。
だから今まで我慢もできたんだろう。
でも幸子は道夫の秘密を使って意のままにさせようとした。
あの日道夫が、村岡とも子の罪を告白したのは幸子への純粋な気持からだった。
その純粋な気持ちを幸子は盾にとり利用した。
愛した分だけ憎しみも増したんじゃないかな?
のし上がるために邪魔になったのはもちろんだけど、
愛する人が醜く変わっていくのに耐えきれなかったのかもしれないと思いました。

■竹崎弓子
竹崎弓子の自殺に至るまでは、もう少し丁寧にして欲しかった。
波多野や幸子と比べると絡みは少ないし、
道夫とどれくらいの深さでつながりがあったのかは分からない。
でも幸子を怒らせ、大阪のパパにすべてを知られ捨てられてしまう。
愛人関係で店までまかせてもらってるのに簡単な別れ。
竹崎に弁解くらいさせても…とも思ったし、
道夫にすがってきてもよかったんじゃないかな。
パパに捨てられ即自殺では、竹崎弓子の人物像が薄すぎる。
マスコミに騒がれるための捨て駒扱いじゃぁね。

■福地フジ子
今までの女性が佐山と絡んだけどフジ子との絡みが一番ドキドキした。
(いわゆる萌えというやつです)
キスして倒れるとか、セリフはなんだかなって感じなのですが、
佐山をずっと慕ってきたフジ子と、
その想いに乗っかってやろうという佐山の魂胆が興味深かった。
幸子の奴隷と化した道夫が、
フジ子をしもべに置くことでバランス取ってるようにも思えたし、
もはや幸子は自分の味方ではなくなってるから拠り所が欲しかったんだね。
幸子のもとに行く前にフジ子の髪に触れて
「帰ったら髪を切ってあげる」という道夫の表情にグッときた。
幸子との永遠の別れとフジ子へのいたわりが絡み合ったような心情を垣間見た。

道夫の幸子殺しのアリバイに巻き込まれたと知った時のフジ子がよかったです。
道夫好き、でも幸子も大切に思ってる、自分の気持ちを利用された?
などの複雑な心境が表情にあらわれてて、ちょっと切なかったな。
幸子を殺して帰ってきた道夫を膝枕にし慈しむようなフジ子が印象的でした。
フジ子が聖母マリアのようでもあり母性があふれてたと思う。

これからフジ子との関係に進んでいくのでしょうが、
フジ子の変化も見どころですね。
女を封印してきたフジ子がどう変わるか、
そしてフジ子にも追い詰められる日がくるのか。

「殺意」 …疑惑の殺意!?… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  5. 21 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他


福地の正体がわかって、次回が楽しみになってきました。
もう少し小出しでもよかったかなとは思いましたが。
まさか佐山のストーカーだったとはね。
でも今思えばバーで「宮坂さんじゃありません?」というのはそれっぽかったなと。

5話は冷めていく佐山と幸子の腹の探り合いが面白かったです。
「あいつ…御岳に行ったな」

「エリオはゲイよ、女が好きなのはあなただけよ…あなたもゲイになればいいのよ」
「…うるさいわねぇ」

掛け合いというか二人の妙な間合いに、つい笑ってしまった。
幸子の
年をとれば体だって魅力がなくなってくるの、胸だっておしりだって…
というのはセリフにあるのだろうか。
福地の「もう女じゃないし」もそうだけど、ところどころ昭和の男性視点を感じるなぁ。

波多野さんは、やはり佐山が殺したんですね。
波多野夫が自殺と口にしてたのは、佐山への圧力だったか。
波多野夫にチンピラ呼ばわりされた時のムッとしたような冷たい眼が印象的。
手切れ金として借金の残りをチャラにした時の、
頭を下げながら、口角を微妙にあげて「してやったり」の表情もよかったと思う。

殺人事件に関しては雑さを感じました。
縊死とはいえ、佐山が波多野と一緒だったことは証明されるわけで
なんで猟犬岡野と幸子があそこまで調べられるのに警察が自殺で片づけるのかって。
佐山も証拠残しすぎでしょう。
中華やの前で喧嘩とか焼きそば、車とかね。
あとあと証拠として挙がってくるんだろうけど、
だったらも少し複雑なものにして欲しかったなぁ。


竹崎の誘いを断った時は、
まだ佐山に幸子を思う気持ちがあったってことなんでしょうね。
だけど幸子が嗅ぎまわったので嫌気がさしたのかな、竹崎と関係を持ち罠を張った。
しかし別れようという道夫に幸子は、波多野を殺した真実を突き付ける
最後は幸子が勝ち誇ったように、5月に結婚、フィレンツェ、経営を畳みかけて
道夫からすべて奪っていくのが面白かったです。
「一生僕は、君の奴隷だな・・・・」

波多野が去ったあと、またしても自分を支配しようとする幸子の存在。
女性を利用してのし上がる一方で、
女性の網から逃れられない佐山の行きつく場所はどこなんだろう。

夜光の階段が始まった時、炎に向かって飛ぶ蝶は佐山だと思ってました。
野望という炎に向かっていき、やがて近づきすぎてその身を滅ぼす蝶。
でも…蝶は佐山の女たちなんですね。
野望を燃やす佐山という炎、佐山の近づきすぎて命を燃やしてしまう女達。
恋=炎とも重ねられますしね、佐山を愛せば愛するほど身の危険。
今さら…と思われるでしょうが、そんな事をふと思いました。

さて、そろそろ幸子の身が危なくなります。
純愛ではじまったはずなのに、いつの間にか歪んでしまった。
個人的には、フジ子と佐山の距離感が好きなので
これからどうなっていくのか楽しみです。
夏川さんと藤木さん、合うと思うんだよね。
いつかコメディでの共演で見たいなぁ…
そして夏川さんの悪女も面白そう、テレ朝さんどうっすか?

「策略」 …失踪した人妻… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  5. 14 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他

波多野が死んでしまいました。
室井さんがいなくなるのはちょっとさみしいかな。

■波多野の悲哀
一人湯船で恐怖に震える波多野が印象的でした。
4話では波多野という女の悲哀を感じて同情した。
目線を変えると、波多野はかわいそうな女性だったのではないかな。

金持ちの奥さまでお金の不自由はなかった。
でも子供もいなくて、夫は忙しい&外に愛人を囲ってる。
さみしかったんだろうな…
佐山と関係を持った裏には、夫への復讐の側面もあったのかも。
そしてたとえお金で繋がっていようとも、
自分を必要としてくれる佐山が愛おしかった。

波多野を通じてみると、
登場人物達は自分の居場所を模索してるようにも見えてくる。
佐山も幸子も福地も竹崎も…

■犯人は誰?
佐山と波多野が二人して、自殺してしまうと口にしてる。
二人の間には何かありそう。
二人の間に雅子を殺す取引があったとか?
夫は愛人と結婚するため、佐山はこのまま店を貰うことで。
ただ佐山の傷は、
雅子の爪の間の皮膚を調べればわかってしまいそうだけど…

そういや実印が元で殺されるってナレーションあったっけ。
早々にネタばれしすぎで萎えます。

■フジ子は何者?
フジ子は幸子を想ってるのか、もしくは佐山を追い詰める人間だと思ってた。
でもフジ子がどん底にいたときに
声をかけてくれたのが佐山で、好意を持ってたんだ。
きっと佐山について調べていたんだろう…
1話からフジ子を見直してみると、また別の物語が広がって面白そうです。
フジ子がいつも黒っぽいパンツスーツなのは、鎧かな。
子供を産めなくなったことで、女を封じるための。

■佐山と幸子の関係と主導権
佐山はいう、幸子にすがっているんだと。
でも心の中とは裏腹なのが透けて見えます。
女性に対して、守ってあげる…母性を引き出す男なんでしょうね。
佐山自身も、女性に対して母性を求めているように感じる。
幸子と佐山、環境が変われば主導権も変わってきますよね。
佐山と幸子の関係が壊れるのも近そうです。


「飛躍」 …一億を貢ぐ女… 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  5. 7 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 竹崎弓子(南野陽子)
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他

…ナレーションがまた膨大になってた。
これじゃぁ松本清張氏が朗読してるドラマみたいじゃん!?

幸子に殺人を告白したのち、話がどう転ぶのかと思いましたが、
フジ子の言葉もあり、幸子の気を引くための嘘だってことでおさまりました。
まぁ種を撒いた状態で、2年後に芽がでてくることになるわけですが。
2年という時を経て、登場人物の関係も煮詰まってきました。
波多野と佐山は金銭のやり取りの立場は逆転し、
幸子は嫉妬深く、佐山がすべてという女に変化した。
そして、また新しい女の存在が…

◆野望を口にする男
開店のあいさつ、僕はトップのヘアアーティストになると宣言します。
あにゃ?やっと店が出せた段階なのにずいぶんと大きなことを…
野望を抱いてるのは明確、こんなにわかりやすくしなくてもね。
脚本家さんの意図はなに?

◆殺す、首締めの多用
「殺してやる」と何度言ったことか。
1話から思ってたんだけど…
別の意味を含ませてるとは言え、
人を殺してしまった男が軽々しく口にするとは思えないけど。
やっぱこのドラマは最初から別方向狙いのドラマだったんでしょうか。

首締めは佐山の本能と理性の揺れを描写してますよね。
人間の危うさ脆さ、紙一重が伺えます。

◆嘘も方便
知人のタクシー運転手から声掛けられしぶしぶ頷く佐山。
人違いですと言っちゃえばいいのに。
まぁここから綻びが出るのでしょうから、ストーリー上仕方ないか。


室井さん演じる波多野が、
いい感じにしなびてきてて、うざさも増してて、
佐山が追い詰められてるのがよくわかります。
借金を返しても、店の名義は波多野の名前になってるから
邪険にはできないのでしょうかね。
「株で損してるだろうから、五千万振り込んでおいて」って
店の資金半分近くじゃない…もう返せてるはず。
殺すきっかけは実印らしいから
店を自分のものにするために殺すしかないのか。

3話で好きなところは
◆謙虚にいこーぜっ
2話の佐山はどこ行っちゃったのぉ~(涙目)な感じ。
シャワーでこんなやつのために…と自暴自棄になってる佐山好きだったのに。

◆どこにいるの?もう開店するよ
母親の写真を見てポツリ言うの。
そんでもってみかんを写真の前に置くんだけど
どう見てもお供えに見える…まだ死んでないでしょーに。

でもこの何気ない場面はホント好き。
佐山が母親をどんだけ想ってるかが伝わってくる。
そこから母がいなくなってどんだけショックだったのか、
いなくなった後、どんだけ母親を必要としてたのかも・・・
佐山は母親を憎んでなかったのかな。
憎んだけども愛情の方がより強かったんだろうか。
佐山の女性に対しての思いは、母親を重ねて見てると思うな。
過去に見た赤く濁った眼というのは、
殺した村岡とも子さん?それとも母親?

4話はいよいよ室井さんとお別れなのかな。
そして、竹林で水分を求めた虫たちが、
藤木さんのまつ毛に集まるのは4話で見れるのでしょうか?

「告白」 …盗聴される女…  脚本/竹山 洋 原作/松本清張  4. 30 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他

2話にしてすでに過去の殺人を告白、展開が速い。
少し雑な部分や粗も見えるのですが、
それぞれの人物の動きに謎もあり次回が楽しみなドラマです。
1話で感じたナレーションも2話ではさほど気にならなかったです。

佐山という人間は非情な殺人者だという先入観がありました。
クールで知能犯で冷徹で人間的な感情を捨てた人間だと。
でもまったく違ったようです。
感情の振り幅がおおきく、脆さがある…ある意味人間くさい。
5年前の殺人も、計画的ではなくて激高しての殺人だった?
佐山の言葉を信じればの話ですが。

◆気になった部分…細かいとこつついてすみません。
「あなた、汚いわよっ!!」
「汚いだとぉっー!!」

どうしよう…なぜかこの場面を思い出すと笑ってしまいます。
なぜだか愛しいような…

「心をピュアにして一生懸命やりたいだけだなんです」
心をピュア…ですかぁ。狙いすぎでしょう。

荻野目さんの豹変
荻野目さんの出番、もう終り?
柱につかまり左右に首を振り「誰かぁ~」と叫ぶ姿につい笑ってしまう。

いったい自分はどうしたらいい?
君にだけはきれいになって、
全部・・心のどこにも太陽の光が当たってるように
美しい魂で君に微笑みたくて

…くどい。
心のどこにも太陽の光が当たってるように…というセリフに感心したのに
美しい魂と来たもんだ。
ピュアといい…もしかして逆に佐山の手練手管だったりするのか?

まぁ他にもツボだった所は沢山あるのですが…
たとえば幸子が戸を開けた途端の亡霊佐山とか、
その前に部屋で5年間のことを打ち明ける練習をしてる?所とか。
僕は踊らされてるピエロさとおどけてる佐山とかね。


◆フジ子との絡み。
いいですよね~ワクワクします。
フジ子の正体は謎に包まれてる。
事件の概要、佐山の素性を知っているので、
すぐに思いつくのは村岡トモ子の姉でしょうが、
それでは安易すぎるので別の視点で見る人物だったらいいな。


◆恋のフーガ
意外と効いてるなと思いました。
僕は逃げた…♪追いかけ~て…逃げた…♪追いかけ~て
このコラボは結構好きかな。
母親の家出を象徴する曲であり、佐山の追い詰められた心理も描写してる。
そして幸子との恋をも象徴するのかもしれません。


◆汚い?汚い・・汚いねぇ
佐山が、汚い きれいという言葉に反応する裏に何がある?
母親に「汚い子」とでも言われたんでしょうか。
それとも母親が世間に「汚い女」といわれて、
佐山は母親と同化して自分が言われてる気になってしまったのか。

以前は絵付け師をしていたそうだし、
佐山には美的感覚が鋭かったのかなと思います。
美に執着することと母親への愛情が繋がってる気がします。


*書き忘れたことがあったので追記。

波多野が金に物をいわせて佐山を追い詰める。
シャワーのあとかかってきた枝村の電話で自虐の言葉をいう。
僕みたいなサイテーなやつのために…
お金で縛られた佐山がものすごく切なかったです。

「野望」 …殺人美容師 … 脚本/竹山 洋  原作/松本清張  4. 23 OA 

佐山道夫(藤木直人) 枝村幸子(木村佳乃) 福地フジ子(夏川結衣)
村瀬進太郎(渡辺いっけい) 村瀬みな子(荻野目慶子) 
丸岡房江(余貴美子) 波多野雅子(室井滋) 桑山信爾(小林稔侍) 他

前半は5年前の事件と5年後の佐山、
事件を担当した検事の視点を交えながらの状況説明でした。
時間や舞台、登場人物の視点が交差して、飛び飛びの印象を受けました。
後半は流れがあって物語に自然に入っていけたかな。

5年前の事件で、佐山は闇の中で生きるしかなかった。
野望を持ちながらも日の光を浴びるにはリスクがあった。
しかし身代り犯人の蓮田が死んだことによって、自由が生まれた。
どこかで蓮田が自分のことを話すのではないかとびくびくしてたんでしょうね。
でもコンテストでスポット浴びたら
それはそれでリスクがあるように思うけどなぁ。

波多野はお金持ちマダムのパトロンさんです。
コンテストで敗れた佐山は実力だけじゃだめだと波多野を利用する。
そのために枝村を切ったのだと思うのですが
蓮田の死でまた枝村に会いに行くんだよね。
野望はいいのか野望は…

枝村に対しては利用してやろうという前に
一人の女性として惹かれた部分もあったのかな?
でも幸子の言葉
「みんなメリットがあるから私を大切にしてくれるのよ」
で、佐山もそのメリットの蜜にありつこうと考えたのでしょうか。

幸子がなぜ、わざわざ佐山に言ったのか真意はわかりませんが
佐山の気を引きたかったのは確かかな。
そのあとの急に「帰って!」というのは
自分が波多野と同じように扱われたことの憤りでしょうか?
これ以上のめり込まないために突き放したとも取れます。
幸子はプライドの高い女ですね。


福地フジ子の夏川さんは、カッコいい!
「先に帰るなんて、ひどいよぉ」
男友達っぽい雰囲気がなんだか絶妙。
中性的で枝村との関係も謎めいてます。
5年前の事件もそうだけど、
いろんな謎がちりばめられていてワクワクします。

ナレーションがちょっと残念なんですよね。
とてもいい声で渋カッコいいんだけど、ちと重い。
それに「幸子は思った……」「道夫は・・・・思った」という
心理説明はいらなくないですか?
役者さんの演技にゆだねましょうよ。
最後のフジ子のオウム返しのナレーションはドラマを引き締めてよかったです。
「いま、一人の殺人犯が追われている。
 かなり以前のことだった。その時の犯人は追われていない……」



さて主題歌ですが、最初聞いた時はタッキー&翼かと。
サビを聞いて、許容範囲かなぁなんて思ってたのですが
映像とあいまって独特の雰囲気、ある意味インパクトが強かった。
蝶は女の美を表し、舞う姿は踊るEDに通じてる。
コンセプトは統一されてんだけどね。
これを見た人がどうとるだろうか…と心配ではあります。


光に群がる蝶は光に近づきすぎて、やがて身を焦がす…
佐山が女たちの蜜を吸い、華麗に舞いながら闇を抜け 光をめがけて昇っていく。
そこに待ってるのは・・・・破滅。

佐山の破滅までの道を見守っていきたいと思います

驚きのニュースが飛び込んできました。

SMAPの草さんが逮捕されたとのこと。

今日はギャルサー以来の主演ドラマ初日だって言うのに…

午後からの番宣、大丈夫だろうか…

ドラマよりニュース!なんてことになったりしない?

草さんには何の恨みもないけれど、なんで今日なのよ。

ニュースが強烈過ぎて、忘れ去られてしまいそう。

そういやホタルノヒカリも
最終回前に安倍総理辞任ニュースがありました。


独りよがりに愚痴ってごめんなさい。
草さんファンはショックですよね。
…心中お察し申し上げます。