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ドラマと藤木さんと日常

 さよなら私 記事一覧

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「罪と罰」  ◇ 11.11 OA

入れ替わりものの最上級だよね…入れ替わったまま死ぬなんて。
夫の共有から、お互いの体を共有することになって息子も共有。
そして死まで共有することになるかも?なんて。

それを天罰だと言う薫(体は友美)の悟りはなんなのだろう。
友美から夫を奪った天罰?
お腹の子が流産した時ホッとした天罰?
そうやって納得するしかなかったってことなのだろうか。

乳がんだと知った友美(薫の体)は

自分の体が死ぬのもいやだけど薫がこの世からいなくなっちゃうのはやだ。

入れ替わったことによって、大事なものに気づくんだね。
友美のお母さんの本音もきっと友美のままだったら聞くことはできなかった。


5話は子供たちの可愛さ優しさにもグッと来たよ。
春子の長男が、泣いてる春子を見てお兄ちゃんを発揮したこと。
普段はババアなんて言ってても母を見てるんだろうなって。
春と冬どっちが好き?の下りでも、春の方がいいでしょ~と騒ぐ春子に、
「はいはい」ってあしらってて春子より大人かもって。
健人の「靴ぬげちゃった」って戻るとこが何気ないんだけどめっちゃ可愛かった。

薫と友美の覚悟と、友達の告白を聞いた春子の気持ちがすごく丁寧に描かれてたなぁ。
それぞれのセリフやその行間に気持ちが込められててよかったなぁ。

頑張るけど…もし私に何かあったら‥
もし私が死んだら~すべて話して洋介の奥さんになって。
健人君のママはあなたなんだから


言われなくてもそうするよ。

あっそ 

当然よ

悔しいから死ぬのやめよっと

…重い中でホロット来るやり取りで相手への想いがあふれてる。


色んな事が起こる‥年頃なんだろうね

なんでこんなことになるんだろう
みんな頑張って生きてんのにね


…明るい春子だから余計にジーンとくる。


あなたのことなんかで泣かないわよ

あなたのことなんかで誰が泣くか

好きにすればいい 


自分も大変な状況なのに、
友達を想って泣く春子が素敵でした。

それなのに男たちは何も知らずにね~。
修羅場で出す結論は本当の答えじゃない。
選択肢があるうちに答えを用意しておくんだって。

いつものように薫の元に行くといつもと違う薫(友美)。

世界は洋介の想定の範囲内に全て収まってるわけじゃない

奥さんとセックスしなさいよっ

薫(中身は友美)から妻が乳がんだと知らされ、
自分には何も伝えられないことを知る。

教える価値もない最低の夫だからじゃないの?

友美は薫と入れ替わって変わったね。
そして薫(友美の体)としなさいよって…
なんか不思議だよね。
元自分の体抱きなさいよって言ってるわけだし。
妻でいる時は言えなかったのに。
薫になって薫の強さを身に付けた友美になったわけだ。
失ったことばかりじゃない…それによって得たこともある。

そして洋介は…ピエロなんだよね。
妻と愛人の間で上手く立ち回ってるつもりが、
実は愛人と妻が入れ替わっててまるっとお見通し。
ジタバタしたくないってのは、ジタバタする前置きだったわけで。

これから修羅場を迎えて洋介がどんな答えを出すんでしょうね。
その前に妻の乳がんという現実が、
用意しておいた洋介の答えを変えるかもしれない。
ジタバタする洋介が見たかったから、これからが楽しみです。

そしてエンディングの「おんなじさみしさ」
ふわっとした曲なのにちょっと切なくていいですね。
ドラマがシリアスな内容で重くなりそうなところを優しく包んでいい感じ。
どこかに救いがありそうな予感を与えてくれます。

【キャスト】


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「別れの予感」  ◇ 11.4 OA

友美も薫も入れ替わった生活に慣れてきたのか、
体と心の融合が進んでるように見えます。
これって元に戻る選択肢はないのかな?

さて…シリアスな展開になってきましたね。
今までは家族や息子を失くした友美(体は薫)の辛さに共感してたけど、
今度は命に関わること。。
友美の体に入ってる薫はもちろんだんだけど、友美にしてもキツいですね。
それ聞いて元の体に戻りたいかって話だし、、
かといって薫が自分の運命引き受けるのにも葛藤あるだろう。
なのに薫(体は友美)は自分の魂が消えても友美を守ろうって決意する。
なんか友情を超えて愛だよ。

光雄と春子は緩やかに修羅場に向かってるのかな。
夫を尾行して浮気は決定的。
光雄が帰ってきたとたん高笑いして平静を装ったり、
墓購入を持ちかけたり、結婚記念日の旅行を決めたり…
なんとか光雄を引き留めようとしてる春子が健気だよ。
それに比べどうしようかと洋介に会いに行く光雄。
いっそのこと大エスカレーターで洋介と入れ替わってしまえ~~(笑)

修羅場と言えば、洋介はどうするか決めてるんだとか。
ジタバタしたくないんだって。
少しづつ洋介の立体的な部分が見えてきました。

友美を抱かなかったのは、友美にセックスが似合わないという理由から。
みっともない、いやらしい部分を家に持ち込みたくないのだと。
う~ん何となくわかるような気がしますね。
優等生タイプの友美を妻に選んだのも、
どこか理想的な家庭を作りたいという願望なのかも。
もしかすると洋介にも、
生立ち的な何かがあるのかなぁなんて思ったりして。

洋介の決めてる選択ってなんだろう。
取り乱した薫がますます好きになってるって言ってたし。
それ…友美なんだけどね。
結局中身は友美、体は薫ってことなんだろうか。
薫らしからぬ薫(中身は友美)に、
別れたい?もう来てほしくない?…なんてずるい男だ。
でもそんな洋介にドキュンとしてしまっただよ。

薫(体は友美)は乳がんのことを洋介には言わない。

もし私がいなくなったらどうする?
大丈夫だよね、洋介は。


そんなことないよ、世をはかなんで後を追うかも

健人はどうする?
(…洋介は眼中にないのか)
健人に母親を見つけてあげてね 病気だったら私が選ぶ。

これが薫(体は友美)の出した答えなんだね。
もう妊娠もかなわず、体も変えられ、入れ替わった体は乳がん。
体だけの関係を続けてきた薫が、
なんか女を奪い取られていくようで切ない。

元に戻ろうという友美(体は薫)に黙ってもいられず乳がんを告知。

「あなたのこの体とその中の私の心は死ぬのかもしれない」

とても耳に残るセリフでした。

【キャスト】


「秘密」  ◇ 10.28 OA

薫(体は友美)の心の中が少し見えた3話。

「いいね君はつかまるものがあって…」
「男に依存する生き方はいやだ」


確か薫の母親は男と逃げたんだっけ?
仕事して1人がむしゃらに生きて来た薫の切なさが垣間見えた気がしました。
本当は母親に愛されたかったのかもしれない、
誰かに守られたかったのかもしれない。
そう思うと、今の友美としての生活を手放したくないというのもわかるな。
そしていつか元に戻って今の幸せが消えてしまう、
母がいなくなって独りぼっちになった時のように…

そして友美(体は薫)も切ない。
自分が産んで愛情注いで育ててきた健人が、
目の前で薫(体は友美)に影響を受けて成長してるのを目の当たりにしたらね。
自分がいるはずの家族を他人として見なきゃいけないのはきつい。

今現在の幸せをいつか失う薫(体は友美)と
今現在得るはずの幸せな時間を失ってる友美(薫)。
どっちが悲しいだろう…
元に戻るのを前提とすれば薫(体は友美)の方が切ないかな、私は。
一度感じた温もりは失くした後の虚無感を倍増させるから。
でも元に戻るという保証がないから、友美(体は薫)の恐怖感は計り知れない。

そんな二人の友情は意外な始まりからでした。
最初からお互いにある空洞を埋めるような友情関係だったんだ。

薫(体は友美)が健人に影響を与える日々を送る一方で、
友美(体は薫)も洋介との関わり方を変化させてる。
そそくさと帰る洋介に帰らないでと‥
以前の薫なら決してしなかった言動。

「へぇ~お茶でも飲みに行こうか」と洋介。
「へぇ~3人娘勢揃いか」

ホームパーティーでは薫(中身は友美)にイメトレしたかのように挨拶してるし。
そんな洋介を真似する薫(体は友美)が面白かった。
「楽しそうだね、何かあったら手伝うよ、キラーン」

でも予想外の光雄との対面は動揺しまくり。
思えば誰に対しても冷静な対応してたよね。
だからこそ取り乱す洋介に体温が感じられました。

友美(体は薫)にとって辛いホームパーティになっちゃいましたね。
ガレージ見ただけで健人の愛らしさがあふれてた。
洋介の車?の隣にちょこんと停めてあるオモチャの車が無性にカワイイ。
友美の家庭がいかに健人を中心にしているか伝わる絵。
それを他人として受け止めなきゃいけない。
薫(体は友美)と健人の親子関係を目の当たりにしたら、自分の母性の行き場を失う。

入れ替わったことでお互いに重くのしかかってくる現状。
それでも解くことのできない友情。
ファンタジーなれど女の友情はリアルです。

【キャスト】


「認めたくない喜び」  ◇ 10.21 OA

入れ替わりは2度目?と疑ってましたが違いましたね。
重みのある話になるのかなと思っていたのだけど、
意外と軽めのタッチで、入れ替わった友美と薫の会話が面白かった。

入れ替わった二人はまずお互いを知るところから始まるわけで、
高校時代から少し疎遠になった二人が、今までの空白を埋めるための作業。

◆違う自分
私の顔でそんな言い方しないで~や煙草は吸わないとか、
周囲の目を気にしてる薫(友美)に対し、
ムスッと不機嫌そうな顔して‥思ったこと言ってくれていいからと友美(薫)。
入れ替わることで自己を解放するような、違う自分を知るのかもしれない。
お互いがお互いらしく振る舞うけれど、それはもう新しい友美であり新しい薫。
誰かから見た自分なんてのはつまらない評価でしかないってことなんだろうか。
友美母が薫の母親のことで付き合うのを反対したように。

◆喜び
そして戸惑いつつも「認めたくない喜び」を受け入れる二人。
薫(友美)にとっては洋介から得られる喜びで、
友美(薫)にとっては、息子健人から求められる喜び。
妻と愛人という立場からすると皮肉なものですね。

◆冬と春
そしてもう一人の妻と愛人である春子と冬子。
春子は今まで夫が不倫してるって気づいてなかったんですね。
夫の光雄さん、かなりの浮かれっぷりですが。
冬子が東京に出てきてあの浮かれっぷりだから、
冬子とそういう関係になった時も浮かれてたに違いないはず。

◆尾美さん
その浮かれてる光雄こと尾美さんがとっても可愛らしい。
初めてバーであった洋介にベラベラと喋ったりして。
もうすぐにお互いの身元がわかっちゃうのがバレバレです。
名刺負けしそうだし…なんてね。
普段はスンと澄ました洋介も光雄のデレデレに口が滑るのかい。
尾美さんの可愛らしさにちっとは対抗して欲しいなと思ってしまったよ。

◆洋介さん
洋介は…よくわかんないですよね。
多分家族も、薫も大切に思ってるのだろうけど、本心がなかなか見えてこない。
あえて見せないような演出だのだろうけど‥
ここで洋介がそこいらの夫に成り下がると、薫と友美の関係が崩れる気もするし。
でも家族で浴衣着て夏祭りなんて…絵に描いた家族。
なのにその足で薫(友美)のところへ…罪悪感とかないのかなぁ。
なんとなく洋介は友美と入れ替わった薫を今までと違う感情を抱きつつあるように思う。
…というのは自分が藤木さんに肩入れしてるからだろうか。

【キャスト】


「彼だけはやめて」  ◇ 10.14 OA  

見る前にネタバレ見ちゃったと悔しがってたけど、
会見などで思いきり入れ替わりを公言してましたね。
しっとりした大人のドラマのつもりがまさか入れ替わりで来るとは予想外でした。

入れ替わりというと、男と女だったり、高校生とおじさん、やくざと気の弱い男性…
ギャップがあればあるほど面白くなるのでしょうが、
このドラマはギャップを面白がると言うよりは自分の人生を客観視するドラマかと。
同じ年齢で同じ女性でギャップといえば性格、仕事か家庭かの女性としての選択肢の違い。
だからこそ合わせ鏡のようにもう一人の自分が自分を生き違う自分が引き出されるのかも。
色んな対立軸で二人がどう生きるのか楽しみです。

◆友美と薫の事情

友美と薫、二人にはそれぞれ事情がありそうですね。
友美は母との確執?
厳しく育てられせいで優等生タイプに育ったってことですかね。

薫は映画プロデューサーというキャリアのある女性。
結婚しないって言ってた裏になにかあるんじゃないかって。
…子供を産めないとか。
健太が髪を握って眠る姿に涙してたのは、封印してた母性の目覚め?

◆入れ替わったのではなく、元に戻った?

何となく違和感があった。
私は薫が好き、薫も私のことが大好きと確信もって言える友美。
お互い好きなのにどことなく牽制してるような空気感は、
一度入れ替わって二人が良いとこも悪いとこも全部知り尽くしてからじゃないかって。
3人じゃなく2人で会ってた神社の階段、交換して食べたハンバーガーからもそう感じた。

それと入れ替わるなら、石田さんと永作さんを逆にした方がわかりやすい。
まぁあくまでも主人公が友美なのでその縛りなのかもしれないが、
清楚なイメージの石田さんが入れ替わってクールな強気女を演じた方がわかりやすいし、
逆に勝ち気で奔放なイメージをもつ永作さんが優等生タイプを演じた方が、
はた目から見たら入れ替わった感を得られる。
それをあえてしなかったということは…勘ぐりすぎかな。

極めつけが階段から落ちるときに高校生の二人の絵。

以前も同じことが起きてそれを受け入れて今日まで生きて来たのかなと。
それがまた同じことが起き再び入れ替わってしまった。
せっかく生きて来た現実がまたふりだしに…

と思ったのだけど、違うのかなとも思ってる。
友美の母親が絡むとなるとね。
だって入れ替わってたら友美の母は薫の母だから影響もなにも…

となるとシンプルに、
お互いが生きてるのはただ一つの道でしかなく、
自分の中には全く違う自分もいるのだよってことを言いたいのかな。

◆洋介の心の中

知らぬが花の洋介。
まさか愛人が妻で妻が愛人なんて恐ろしすぎますね。
子供を愛してるし友美ともちゃんと向き合ってる。
だけど薫との逢瀬。
家庭に安らぎを求め、男の部分は薫に求めってこと?

さすがに洋介と光雄は入れ替らないと思いますが、
男性にも二面性、もう一人の自分が描かれていくのでしょうか。

◆春子と春子の夫

春子の夫は足の悪い女性と不倫している。
唯一春子だけはぶれない存在になるのでしょうか。
薫と友美の間に立つことで対称の中心線となる存在?
明るくてホッとできる存在ですね、可愛いです。

◆友美が怖い

薫の中身が入った友美がどう動くのかちょっと怖いです。
だって愛する男と母性が目覚めて天使を手に入れちゃったんですよ。
バリバリ仕事してたけど生き甲斐って感じでもなかったし、
逆にビール飲んで「お疲れさん」なんて孤独感たっぷり。
それを永作さんが全開で演じたら…ちょっとホラーすら感じそうで。

逆に女性としての喜びを得られたけど、
価値観の最上級だった夫と息子との暮らしが親友に奪われたら…闇だ。
それに喜びだって自分に向けられたんじゃなく、
あくまで洋介は今まで薫が築きあげてきた薫を抱いてるに過ぎない。
悲壮感漂う薫に変貌しそう。

ずっと対等だった二人のバランスが崩れる…
そんな女の友情も見られるのかもしれません。
永作さん演じる友美の薫、石田さん演じる薫の友美。
二人が持つイメージと役のシンクロが入れ替わることでよりいっそう際立ちます。

◆藤木さんの感想も少し。

子供とかくれんぼする藤木さん、薫に情熱をぶつける藤木さん。
ガッツリ藤木さんを楽しめそうなドラマで嬉しいです。

【キャスト】