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ドラマと藤木さんと日常

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ドラマが終わってから随分になりますが簡単にまとめ。
結局最後まで見たのはこの5本でした。

最高の離婚

元さやという予想内の結末でしたが、
そこに至る過程まで大いに楽しめました。

瑛太さんと尾野さんの夫婦が魅力的でしたね。
離婚を通して結婚を問うドラマだったのではないでしょうか。
ほぼ4人で回す掛け合い、個性的な周囲の人たち、そしてED。
狙ってるのがわかってるのに楽しめてしまう巧みさ。
久しぶりにワクワクするドラマを見せてもらいました。
バーベキューSPを見たいものです。

dinner

地味に始まり地味に終わる‥そして枠も消滅。
個人的には最高の離婚に次ぐ面白さだったんですけどね。
江口さんの料理バカが面白い、愛らしい。
ラストで誰にも引き留められない江崎が可哀想だったよ。
でも見てる人が江崎を忘れないでくれたらそれでいい。
そう感じる終わり方でした。

店のキャストに余韻が残らない終わり方だったせいか、
またロッカビアンカを見たいとは思えなかった。
今度は別の店に呼ばれる第2弾作って欲しいな。
救命救急のシェフ版みたいだけど…

夜行観覧車

大きな捻りのない結末で少々肩すかし。
結局犯人は妻でした。
一時はマー君が犯人じゃないかって疑ってました(笑)

息子が死ぬしかないのかな~と言ってたのはなんだったのか。
自分のせいで母を追い詰めてしまったから?
なぜあそこまで逃亡する必要があったのか。
犯人捜しするドラマじゃない、
人間の弱さと強さ、光と闇を描くドラマなんだろうけど‥
凝縮して映画で見たかった気もします。

泣くな、はらちゃん

それぞれの世界で生きるはらちゃんと越前さん。
とりあえずハッピーエンドでよかった。
予想は越前さんが自分の分身として書き込み、
漫画の世界で幸せになりましたとさ‥的なハッピーエンドを想像してた。
だからその前に越前さん自身が
漫画の中へ飛び込んじゃうのには驚かされました。
なんでもありかって気もしましたが。

終わり際になって脚本家のメッセージが盛り込んでありましたね。
…これが言いたかったのねって苦笑い。
ファンタジーと現実の世界が同居して違和感もあったし、
長いフリだな~とも思った。

実写のはらちゃんより漫画の方がカッコいいのはなぜでしょうね。
実写はおっさんっぽくて惹かれてく越前さんに共感できなかった。
長瀬さんカッコいいのに…
豪快なキャラが強すぎてもう少し繊細さがあってもよかったかな。

サキ

ガッカリ感半端ない。
私と会うのは2度目って言ってたのに、
実際に会ってたのは院長と息子だけで、あとは会うってより見かけたって感じ。
しかし救急車から見ただけで人物特定する能力がすごいわ。
そして弟の隼人は移植手術で母の寿命を縮めたって理由。
隼人や和くん親子はともかく、他の動機が弱い。

ちなみに私は、
母親が倒れた時に手を貸してくれなかったのがあの3人かなと予想してました。
救急車の進行妨害よりも、恨みとしては直接的な気はするけど。
まぁ昨今の救急車云々のメッセージのつもりもあったんだろうか。

ラストは妊婦のサキ…荒業でマイヤーに繋げましたよ。
この後子供を失って、また逆恨みで復讐するわけだ。
この作品は美しい隣人とセットで生きるドラマなのかもしれません。


純と愛

このラストにどう満足しろと?
愛が目を覚ますわけでもなく、ホテルが完成するでもなく。
ヒロインが宮沢賢治ばりに決意表明。
あとは各々ご自由に結末を思い描いてください?

連ドラならいざ知れず、朝ドラでこの手法はどうかと思います。
毎日15分を半年、長い時間共有してるぶん登場人物に親近感がある。
そのヒロイン達の結末をきっちり見届けて終わりたい。
まして朝ドラ視聴者は年配者も多いんだし‥

いつも見てるんだか見てないんだかの父が、
「…これで終わりか?」とつぶやいた。
よっぽどあっけなかったんでしょう。
騒々しいなぁといいつつも笑いながら見てた母、
終わった後には無口でした。
とても残念です。


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「巡礼」  2013.3.17(日) 22:00~ ◆NHK-BSプレミアム

なぜ葉子と沢木が離れ離れに暮らしてるのかがよく伝わってきました。
いくつかのポイントで二人が再会できていれば…
そう思うと切ない。

葉子と別れて稼ぎのいい運送会社で働く沢木は、
近くに仕事で来て以前のアパートを訪ねる。
葉子に会いたい気持ちが抑えきれなくなったんでしょうね。
しかし葉子はいなかった。

その前に桃井が居場所を突き止め、
一人で妊娠、出産しようとする葉子を放っておけなかった。

そして雪の日、沢木は葉子の実家を訪ねた。
赤ん坊を抱いてる葉子とその隣に葉子を気遣う桃井がいた。
どう見たって待つのに耐えきれずに桃井の所に戻ったんだと思いますよ。

一瞬の疑いもなく相手を信じる。
…どんなに難しいことか。

駅で葉子とすれ違った沢木の無機質な表情は、
こんな経緯があったからなんだと納得できました。
1話で見たときは沢木がなぜあんな表情なのか不思議だった。
待っててほしいなんて言ってまさかのスケコマシか?なんて疑ったりして。

失意の中で沢木はマグロ漁船に乗っていた。
すべてから離れるために?
漁から帰ってきた沢木には出迎えてくれる家族も、戻る家もない。
妻側への謝金と慰謝料を支払い終わったのに…葉子はいない。
桃井と一緒にいるとわかってても、
沢木は葉子に会わずにいられなかったのかな。
迎えにいく約束をしたから?
意を決してして桃井家を訪ねると、思いもかけぬ現実。

葉子はいないよ。

まだ一歳にもならない子供を連れて出て行った

君の娘だ。


沢木の表情が印象的でした。
思えば沢木が離れて暮らさなきゃならないと告げた前、
葉子は何か言いかけてた。
あの時、葉子は妊娠したかもしれないと伝えたかったのだろうか。
…告げてたら二人は違った未来があったのかな?


繊細で、どこかピンと張りつめてるのにどこか温かみのあるドラマ。
娘の視点、そして沢木の心情、葉子の薄いガラスのような危うさ。
セリフや演出で過不足なく描いてありますね。

画面には出て来なかったけど、沢木の妻の気持ちも伝わってきました。
沢木の返済完了により、離婚届けに判をを押さない理由がなくなったと弁護士。
奥さんにとっては最後の望みが借金なんだろうなって。
返さないうちは沢木と繋がっていられる。

誰にも強さと弱さが混在している。
その強さと弱さは、誰かを愛するがゆえなんだろう。
桃井にしても、葉子の父母にしても。


2話は藤木さんの繊細な表情が印象的だったな。
監督さんが逃さずキャッチしてくれてる気がします。
むしろこういう作品にあってるんじゃないかなぁ。
声もすごく素敵でした。
「この手大好きだ‥」
空気を包んでささやかれる感じ。


巡礼に出た葉子と草子は、聖地で沢木と会えるんでしょうか…
どっちかが死ぬ…なんて結末じゃないことを祈りたい。
今夜最終回です。

「洗礼」  2013.3.10(日) 22:00~ ◆NHK-BSプレミアム

見てるうちに不思議な空気に溶け込んでいくようなドラマでした。
W不倫という生臭い内容で有りながら
どこか幻想的な世界観に仕上がってました。

印象深ったのは、沢木の妻が放った火の中でギターの弦が燃えてくところ。
一本ずつ切れてく弦の音が、
沢木と葉子を現実から切り離す音のように聞こえた。

雨の車の中で次第に気持ちが重なっていくシーンも好き。
雨が二人を閉じ込め、ワイパーが二人の曇りを消していく。

雨、雪、火…背景と人物が絶妙に織り合う。
そこにグールドやブランキージェットシティの音が加わって空気を染める。
EDのハレルヤは何度見てもいい。
ロッキングチェアーで揺れる葉子のリズムと音のリズムが心地いいんだよね。
すべてを包み込む歌声に許される思いがします。


さて、運命的に恋をした葉子と沢木。
はたからみたら 君たちは最低の酔っ払い…言い得て妙である。
運命の恋に酔いしれる二人のいく先は…

■葉子のフワフワ感とヒリヒリ感。

感性で動く女性なのかな?
30歳以上離れた教授との結婚、
そして以前電車で見かけてた背中と出会い、とっさに雨の中追いかける。
教授のために買ったと思われる帽子を置き去りにして。
行きついた店で沢木と対面、恋に落ちる?

陸橋で一人たたずむ葉子は何を考えてたんだろう。
教授との結婚を後悔?
いや葉子は自分のしてきたことを後悔しそうにない。
沢木への想いと教授への罪悪感がせめぎ合っていたんだろうか。


■沢木のギリギリ感。

単なるスケコマシか純粋に葉子を愛しているのか。

妻の両親から援助を受けて楽器店(1Fはバー?)を経営。
妻に「あんな男だけど…」と言われるってことは道楽夫なんだろう。

沢木は音楽や絵に関心あるみたいなので、
葉子の感性的なものに惹かれたんだろうか。



私は未読ですが、
原作はどちらかというと葉子と娘・草子の物語らしい。
だからかな、草子の表現が面白い。
5人家族のようなトランクというのが可愛かったな。


最後に藤木さん。
最初の葉子の夢に出た背中は沢木じゃないんだよね。
やけに細い二の腕、華奢な肩…あれ?違うなって。
顔が出ない藤木さんじゃなくてもよかったのか、
それとも葉子の漠然とした夢だから沢木の背中じゃなくてもよかったのか。
そこが謎でした。

そしてやっぱ藤木さんはラブシーンが素敵。
宮沢さんとのラブシーンは透明感があって綺麗でした。
水を飲む喉だけでセクシーなんだもん。

ドラマであまりそういう演出しませんよね。
今は民放の方が不自由にドラマ撮ってる気がします。

さて、一旦離れることになる葉子と沢木。
2話が楽しみです。