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ドラマと藤木さんと日常

10日目 「最終章ー絶望をのりこえる」

三波とネガ善男と喜多さんのシーンはすばらしかった。
表情の変化、台詞の強弱、目線、一つ一つの仕草。
三波だけじゃない・・そこにいないもう一人の人物と
やり取りしなきゃいけないんだよね。
ネガ善男の嫌らしさ・・・満開。
かといって、人格は違っても、喜多に変わりはないので
喜多さんから離れすぎた人物になってもいけない。
小日向さんの役者魂を見せつけられた思いです。



「 悪い所は全部目を背けやがって・・
 俺が背負い込んでだよぉぉぉ   」

ネガティブ善男の叫びは迫力ありますなぁ。
三波が生きてると知った喜多さんは、
平太に会いに行こうと誘われても、行かないとゴネる。
一番の親友で会いたかったはずなのに。
三波に会うと、自分のネガティブな部分と
向き合わなくちゃいけなくなる事を察知してるからだよね。

平太におされ三波に会いに行くタクシーの中。
喜多が手の平の傷に目をやる。
「だいぶ薄くなってきたじゃん」
平太の言葉で頭髪を気にする喜多さん。
薄い=ハゲなのか・・・悲しい習性だ。

三波「喜多さんは全部わかってるんだ」
三波に会った事で、ネガティブと向き合わなくちゃならなくなりました。
罵倒し高笑いをするネガティブ善男を見て、
今まで辛かった事目をそむけて来た出来事を思い返す。
これまでの喜多さんがどんな思いをしてきたか・・切なかった。
・・・なぜか自分も思い出したくないことを思い出してしまったよ。

だけど、ネガティブと一緒になれてよかったのかな。
融合するときの涙目のネガティブの表情がなんともいえずよかった。
悲しみのような、やっと救われるというような・・
思えば、ネガティブは辛い思いばかりしてたんだもんね。
そうやって、喜多善男を守ってきたんだもんね。

現実に直面し、三波や平太に感情をぶちまける新生喜多さん。
・・いいんだよ、怒っても。
時には感情を外に放出しないと、
自分の中でバランス取れなくなるから。
喜怒哀楽があってこそ人間らしくいれんじゃないの?


絶望を味わった喜多さん、
だけど、平太に会い律儀に携帯を返しコーヒーをおごる。
(今度は熱いのと冷たいの逆だったよ)
警察が平太を探しに来たとき、平太とリカをかばう。
喜多の本質は善人なんだよね・・変わらなくて良かった。


みずほの会社乗っ取りは、森脇の造反。
森脇は前社長を殺して、みずほをだまくらかして
社長になるつもりだったんでしょうか。
杉本に"事件"っつてたもんね。

リカの借金はカタがついたと言っていいのかな。
あ、でも保険金殺人の未遂でつかまったか。
これも未遂だし直接手を下したわけじゃないからなんとかなるっしょ。
喜多自身も否定してるわけだし。

しのぶの出番が少なくてちょっとさみしい。
でもしのぶが取り乱すほど喜多を心配してるのがなんだか嬉しい。
しのぶや店の若い女の子が、利害なく喜多に慕ってて
世の中捨てたもんじゃないなぁって思えるよ。

今回見終えて、妙に考え込んでしまいました。
喜多のようにはっきりとネガティブな人格を形成してる人はいないでしょう。
でも人は誰しも、辛いことから目を背け記憶の隅においやって
少なからずいい事だけ考えてるものでしょう?
逃避と言われればそうだし、防衛本能でもある。
そんな人間の勝手な部分に気づかされたような・・・

さて、喜多さんの明日は、あと1日。
死なないでほしい、生きる希望を見つけて欲しいな。


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