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ドラマと藤木さんと日常

11日目 「最後に残された、自由」

最終回、それぞれが明日に向かって歩き始める姿が印象的でした。

・喜多は、生きる事を選ぶ
・平太は父親を許せなかった過去から、許す事で始まる明日へ
・しのぶは女優として頑張る
・みずほは自分と向き合い過去を乗り越え、会社再建へ
・杉本は、みずほの案件がおわり次の案件へ
・リカは喜多のおかげで罪から逃れ借金からも逃れたけど、
平太と別れる事で自分を罰した?悪い自分を認めながら生きていく?
・森脇は、犯した罪を問われる明日へ
*・・・・・***・・・・・* *・・・・・***・・・・・* *・・・・・***・・・・・*

しのぶ・平太は何とかして喜多さんを助けたいのに
行き先を知ってるはずのみずほは思い出せない。
しのぶはマネージャーに連れ戻され仕事場に・・
しのぶがなぜそこまで喜多を助けたいのか改めて考えてしまう。
確かに、喜多に癒されてただろう。
表裏激しい業界の中で、信じられる人が少なかった。
喜多の前では、飾らなくていい。
喜多は無意味に自分を傷つけない、裏切らない、信じられる。
・・・いい人だから?

ポスターを見て、絵の本に関係あると平太に伝えるしのぶが
・・喜多を一番知っていたのかもしれない。
そして歓迎されてない空気の仕事場に飛び込んでいく。
しのぶが読み始めた台本は、最初は棒読みなれど
言葉の深みに共鳴して涙があふれ、共演者達の壁を壊す。
しのぶの再生ですよね、女優として生きていく。
しのぶの読んだ言葉は、自分を他者を許すだった。
喜多に死ぬ事を許さないと言ったしのぶが、
喜多を許し生きる事を願った。


平太の説得もあって、自殺をやめたけれど、
もし平太がこなかったら、喜多さんは死ねたのかな?
やっぱり死ね無かったと思うんだ。
ネガティブの罵倒がなかったら踏ん切りつかなかったんじゃないかな。

喜多さんは死にたいと思ってたかも知れないけど
喜多さんの体は生に向かってる、明日に向かってるんだよ。
転んで作った傷の痛みもお腹の音も、体は死ぬつもりなんて無い。
カレーで自殺をやめるなんてサイコーだと思った。
喜多さんの人生の象徴だもん。


みずほが喜多を助けたいと思えたことで、呪縛から逃れた。
2度目に喜多を振り返り、沈黙のまま・・・
そして、喜多はみずほより先に踵を返した。
もう喜多は振り返らないみずほを見続けることはないんだな。
二人にとってようやく別れが訪れたんだね。

・クリスティーナの絵に似た場所
画集の絵とダブらせて、絵の中の女性を
みずほに見立てたのには、やられました・・・上手い。
喜多は、振り返らないみずほをずっと見続けていたいと言った。
でもそのみずほを超えて行くんだ、超えた時にみずほが消えるんだよ。

・平太と屋根の上
自殺を止めて降りる時に、喜多さんぐらついて平太を突き飛ばしちゃう。
平太「ばかやろう、俺が死んだら話しになんねーだろ」ってのに笑った。
平太が普通に喜多さんに怒ってるのが微笑ましかった。
そのあとの平太のあとについて降りてく喜多さんも。

・かばんを捨てるときはじめて気づいた追跡装置
喜多さんの行動を監視してたコイツとも別れて、自由になった。
喜多さんの「なにこれ?」といいたげな表情がよかったなぁ。
かばんを抱えて背中を丸めてた喜多さんが、リュック背負うことで
胸を張って生きる喜多さんを象徴するようでよかった。
でも、今度は値札がついてるよ。


すごく喜多善男らしい最終回でよかったけど、一つだけ・・・
宵町しのぶ不足だぁ~~~
最後にしのぶの付き人を喜多さんがやってたりしないかなぁ~なんて
淡い期待をしてしまった。
いや、個人的な期待だから別にいいんだけどね。


見続けてきた喜多善男、今期で一番見ごたえがあったと思います。
絶望の淵に追い詰めたのが人間なら
救いの手を差し伸べてくれたのも人間。
一歩一歩踏みしめる喜多さんを見て、元気を貰えました。

最後にしのぶの読んだ言葉を書きとめておこう。

人は人を恨み、怒り、裁いて罰を与えようとする
怒りに身をゆだね、行動する事は実はそれほど困難な事ではないのだ
人間にとってもっとも困難な事、それは他者を、そして自分を許す事なのだ
その先にこそ調和があると知りながらも、人は許す事をなかなか出来ない
誰もがその内側に黒いものを抱えている
誰かを傷つけることもある
罪を犯す事も
悲しみに打ちひしがれる事もあるだろう
だが、その同じ人間が純粋に愛を求める事がある
本当の愛を手に入れたいのならば、
許す事を知りなさい、他者を、そして自らを。


#10













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