/ 空の色 海の音 /

ドラマと藤木さんと日常

日テレ【木深】  脚本/ 田村孝裕 他  原作/ 北尾トロ 

北 森夫(向井 理) 織田美和(南 明奈) 山野鳥夫(八角精児)
星川梨沙子(吉田 羊) 他

#6 黙秘する殺人犯は同級生11.26 OA

傍聴した裁判の被告人は北の同級生だった話です。

女優を目指してた右田さんはAVに出演していた。
それを病気の母親に知られないように、黙秘してたんですね。
刺した男は、それをネタに右田さんにお金を要求してたと。
そして襲われそうになって、思わず包丁で・・

右田さんのことを調べた北君は証人席で、
これを知った後も変わらず友人ですときっぱり。
いつも流されがちな北君が、少しキリッとしてました。

深夜のドラマだし、多少のゆるさも味でしょうかね。

#5 美人医大生謎の猟奇殺人11.19 OA

極端すぎる話で絵空事のようでした。
この女性は、お勉強も恋愛も一番でなきゃ意味がないのか。

勉強は努力すれば一番になれるけど、
恋愛は男が別の女を好きになってしまった以上努力しても意味がない、
相手を消して自分が繰り上がるしか…
いや…恋愛は一番がいなくなっても、
じゃ2番さんどうぞってなわけにはいかないし。
肝心なことのお勉強ができてない、
殺すことにためらいのない人が医者志望だもんね。

一番になることでしか、
自分の存在意義を見いだせないというのはある意味気の毒ですが…
一番目指してたらキリがないのにね。

そんな人間が出来上がったのは父親のせいだと。
泣いたら負けなんだ!
娘に言い聞かせた父親は、すべては自分のせいだと泣いて謝罪。
・・・・泣いたら負けだって言ったじゃない・・・・
涙を流し、そうつぶやく被告人が印象的でした。
ようやく負けを認めることができたのかなぁ。

#4 人気スター覚せい剤裁判11.12 OA

スターの覚醒剤使用という題材ですが、
ただ旬だからという事にとどまらず、意外と深みのある話だったと思います。

裁判でもポチョム菌のボーカル・エイゼンシュタインの仮面を外さない田中五郎。
その滑稽さが、仮面の奥の田中五郎の物悲しさを際立たせてる。
相棒だったバンドギター・ショスタコに、
歌詞は俺が書いてたんだ、エイゼンシュタインは田舎もんと貶められ、
新たなボーカルを入れたからとポチョム菌を取り上げられてしまう。

ミュージシャンの夢は叶ったけど、
田舎者である劣等感、華やかな世界と自分とのギャップ、
ショスタコとの才能の違いなどで、
どんどん孤独に追い込まれてしまったのかな。
着信のない携帯、田中の不器用さが伝わってきました。
だからといって覚醒剤に手を出していいわけではないですが。

学生時代、田舎で親友と木から柿をとっていた田中が
どんな思いで、スーパーで柿を万引きしたのでしょう。
柿を見てあの時の友情がフラッシュバックして、
思わず柿を盗ってしまったのか。
さみしさから無意識に柿を手にとっていたのか・・・

傍聴席にいた田舎の親友も、柿を沢山カバンにつめてありましたね。
田中と親友を結ぶ柿は、枝葉を延ばし沢山の実をつけた。
お互い大人になって、また一緒に柿をたべよう。
携帯着信の上っ面な関係じゃない、素朴で実のある友情が、
ちょっぴり切なくもあり、暖かくもあり。

ポチョム菌や軽いツッコミなんかも面白かったですし、
身につまされる話でもあり、印象に残る回になりました。

#3 キャバ嬢ストーカー裁判11.5 OA

今回森夫はキャバ嬢をストーカーした男の裁判を傍聴。
ストーカーというのも実際はあいまいで線引きが難しいですね。
片方のいい分だけでは、見えてこない。
一見、客である男が付きまとってるように見えて、
実はキャバ嬢にとってただの客と言うわけでもなかったわけだし。

上京したてで自信のなかった桃花にとって田浦は初めての客、
田浦の支えもあってナンバー1になった。
でも他の客に会ってる桃花に田浦は嫉妬し干渉した。
桃花はいちいち口をだしてくる田浦が重かったし、
田浦には自分がナンバー1になれたことを一緒に喜んで欲しかった。

ストーカー事件は、淡い恋物語から始まった2人の終末だったのかな。
こうなる前に2人で決着つけられなかったのかなと思うけど、
逆に裁判でしか、バッサリ断ち切る事が出来なかった二人なのかも。
桃花にも田浦にも、どこか悪になりきれない優柔さを感じました。
もう会う事はない・・・冷たいようでそうでもないんじゃないかな。
相手にはっきり言う事って、時として相手を救う事もあるし。

さて、美和の相手のロマンスグレーの紳士は誰なんでしょうね。
新しい傍聴仲間か、夢への足がかりとなる人なのか。
特に気になるわけでもないけど・・・・引張るからさ。

#2 不倫OL恐喝事件の真相10.29 OA

裁判所と言うのはドアを開けるたび、
目の前にドラマが繰り広げらるものなのでしょうか。

2回目は女裁判祭り。
やっぱ男性視聴者ターゲットですな。
まぁ深夜だし自由度の高さがものを言う、
メインは、離婚した女性がお金に困り、
昔の不倫相手に恐喝した事件の裁判。

どちらに感情移入するかは自分次第です。
こづかい3万=妻に頭が上がらないサラリーマンの悲哀。
元不倫相手に恐喝され、家庭にも会社にもばれて肩身の狭い未来。
長い間冴えない上司との不倫、妻になる願いも叶わず、
思い切って退社、結婚しても上手くゆかず離婚。
そして不倫相手と再び会い罪を犯し、償っていく未来。

どっちにも、ずる賢さはあると思う。
デート代を支払いもしない上司と不倫を続けたのも女の選択だろうし、
妻や会社にばれるリスクを背負ってまで不倫を続けたのも男自身。
その代償は、やっぱ自分で支払うことになるんだよね。

不倫・・・・自分はないけど、友人の不倫は沢山見てきました。
特にアットーホームな小さな会社だと、暗黙の了解ですわ。
社員旅行なんて、不倫の宝庫です。
不倫するきっかけになったり、あの2人行動が怪しいと不倫がばれたり、
他の子と仲良くしてるのを見て嫉妬したり・・・と。
でも所詮一時の恋、離婚してまで一緒になるというケースは皆無でした。

美和と山野に比べると森夫のキャラは少し平凡。
でもあっちこっちに情が流されるのを見ると、
森夫は視聴者と同じ立場に入るってことかな。
その森夫が、最後にどんな傍聴人になるのか少し楽しみです。

#1 強制わいせつ罪のリアル10.22 OA

面白かったです。
深夜を意識したノリもありつつ、
被害者と犯人を多面的から見える演出も面白かった。
犯罪を犯した人間が100%悪ではない。
どんな犯罪者でも誰かを大切に思ったり、
誰かにとっては必要な人間なのかもしれない。
もちろん犯罪はあくまで犯罪なのですが。

裁判は人間と人間とが画策し実に興味深そうな場所ですね。
一度傍聴してみたくなりました。













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